アメリカの精神科の特徴

アメリカの精神科治療では、どのような点を大事にするのか

アメリカ精神科治療は、投薬とカウンセリングの2本の柱を中心に行われます。特にカウンセリングを入念に行うというのがアメリカの精神科治療の最大の特徴です。アメリカには医師とほぼ同等の立場で治療を進めることの出来る専門家、サイコロジストという心理職が存在します。日本の公認心理士があくまで医師の指示のもとに働くという事に対し、サイコロジストは独立して医師とは違う方法で患者にアプローチすることが出来る職業です。この2者が違う方法で患者に向かい合うため、それぞれの活動がお互いにとって刺激になり、患者により良い治療を提供出来るようになる可能性が高まります。初めから薬を多用せず、徹底的なカウンセリングを行うという事がアメリカ精神科治療の基本的な方針となります。

精神科治療に理解がある国・アメリカ

アメリカは日本と違い、悩みを相談する感覚で気軽に精神科医を利用するという人が多いのも特徴です。日本では精神疾患は恥ずかしいものだという考えが未だにあるため、症状が疑われる人もひた隠しにしようとして、精神科医を利用する人が少ない傾向にあります。対してアメリカはそういった症状にオープンで、悩みをみんなでシェアして解決に向かっていこうという姿勢です。そういった国民性が精神科医やサイコロジストの経験につながり、カウンセリング精度が上がっていくという好循環につながっていくと考えられています。そうしたことからか、飛行機恐怖症の人たちの治療に航空会社が協力してくれたり、パニック障害などを抱える児童への支援が法的に保証されていたりという精神障害に対して高い理解があるという事もアメリカの特徴です。